膝の痛みが不幸の始まり 絶望
安静=膝を曲げない。
右膝を曲げると痛みが出る。と認識してしまった結果。
膝を曲げないよう歩行、および自転車片足漕ぎを数日間続けて腰痛発症。
原因の箇所をかばうことにより、他の箇所が痛みを生じることは多々あります。
これが長期に続けば、痛みや不調があちこちに飛び火し、最初の原因からかけはなれ肉体的な痛みから精神的な痛みへと移行する場合もあります。
―接骨院での施術―
今までの経緯を接骨院の院長に説明をして、腰や首の痛みを訴えると右膝の状態も診ましょうとなり、腰・首と右膝の施術を受けることになりました。
院長の説明では、「右膝をかばうことにより腰痛や首の症状が出たのでしょう。暫く通院してください」との事。
右膝と腰・首に低周波治療をしてもらい軽くマッサージを受けてから湿布を貼って頂きました。膝の痛いときにはサポーターをすればいいですよと言われて、その場で購入しました。
整形外科ではネット包帯だったので、動くと直ぐにずれやすかったのですが、その点サポーターはギュッとしまって湿布もはがれにくく、何よりベットから降りる際に足が非常に軽く感じ治ったように思いました。
―施術経過―
通院1週間ぐらいで右膝もある程度曲げられるようになりましたが、サポーターを装着していないときは痛みが出て不安になっていました。
施術後しばらくは楽になるので、半年間ほぼ毎日通院していました。この頃になるとサポーターは、私の体の一部になって入浴以外では外さなかったです。(寝ているときも)
ある時、母親と一緒に買い物に出かけたとき「歩き方が変よ」と言われ、無意識に右足を引きずって歩くのが普通となっていました。母親が心配すると思って今までの経過を報告しました。
「足を打ったぐらいで半年も痛むなんておかしい。大きな病院で診てもらいましょう」と促されて、翌日に病院へ行きました。
血液検査やMRI検査などをして頂いたのですが、「異常所見は見当たらず」でした。
この言葉を聞いてから【心】に変化が、
「痛いもんは痛い」
「誰もわかってくれない」
最初の頃は、会社の同僚たちも心配しくれたのですが、月日が経つにつれ「まだ痛いの」「ちゃんと通院してる」など一生懸命治そうとしているのに同情の声か非難の声かわからない状態になってしまいました。
この時期が、心も体も一番つらかったです。
その後、両親が迎えに来て実家に帰ることになってしまいました。
膝痛から人生が終わったと思い悩む日々を過ごすとは思ってもみませんでした。
≪つづく≫
0コメント