電気療法の歴史

紀元前600年ごろミレトスのタレスが、毛皮でいろいろな物質(例えば琥珀)の表面をこすると、2つの物質の間で引力が生まれると、記述したと伝えられている。

古代ギリシア人は、琥珀のボタンが髪の毛のような小さい物を引きつけることや、十分に長い間琥珀をこすれば火の粉をとばせることも知っていたようです。

・紀元前400年頃 頭痛や関節炎などの治療にシビレエイを使用。

・17世紀頃 皮膚病・炎症・出血などに静電気治療。

・19世紀頃 天然温泉での足浴・水中運動などが広まる。

・江戸時代 平賀源内によりエレキテルを改良し治療に役立てた。


電気の存在自体が明確でなかった頃は、電気刺激を持つ動植物に触れたときにビリッ!と刺激感があり、時として感電ショックにより死に至る出来事もあって、適度な刺激感にする工夫などあったと推察します。


そして、電気の仕組みが解明され電気療法が発展した。江戸時代の平賀源内のエレキテルも当初はお座敷遊び(ビリビリ遊び)として活用されたと云う記述もあります。

※ふすまの金具に片方の導子を張り付け、最初の方が金具に手を置き数人が手をつなぎ最後の方がもう一方のふすまの金具に触れると電気が流れると云う仕組みです。


人体に影響が及ばない程度の通電技術が発展し今では低周波治療器として一般家庭でも広く愛用されています。


使い方が画一的なため低周波治療器を買っても継続して使用しないで箪笥の片隅に追いやられているのも現状かも知れませんね。


ある程度知識を身に着けると応用的にも使え健康面での維持管理にも役立ちますよ(^O^)

奈良県天理市/藤井療術院「美と健康を探求」

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