筋力増強運動療法
足首をそらせる運動
・背臥位にて両脚は伸展
・足首を背屈・底屈をゆっくり大きく行う
膝を伸ばしたままの下肢挙上
・片膝は立てて行う
・大腿四頭筋収縮力の強さを確認しながら不可をかける
・収縮時間を延ばすと筋力増強につながる
股関節の内転、外転
・両膝を立てる
・両膝を開く(外転)、閉じる(内転)を10回程度行う
・閉じるときに少し抵抗を加える
・両膝を閉じた状態で左右に倒す
・ゴムひもなどで両膝を縛り外転する
・ボールなどを両膝に挟み内転する
膝関節の伸展
・片脚は伸展させ、片脚は術者の膝の上に乗せる(膝屈曲位)
・膝屈曲位から膝伸展位になるよう伸ばしてもらう
・変形性膝関節症の場合は特に注意する
股関節の伸展(ブリッジ動作)
・両膝を立てる
・両手はお腹の上で組む
・お尻を軽く浮き上がらせる
・5秒~10秒前後お尻を浮かせたまま保持する
・膝の位置を変えても行う
※介助者は両足首と殿部を支える
・片膝を立てて上記の動作を行う
※介助者は伸展位の足を補助しながら観察する
・上記の動作が出来ない場合は
:両膝を伸展させ介助者が両下腿部を持ち上げる
:持ち上げた時に殿部を少し浮かしてもらう
:高さ(角度)を変えて行うのも効果的である
腹筋運動
・両膝を立てて反動をつけないで起き上がる
・両手は真横で起き上がれれば、次は胸の前で組む。その次は頭の後ろで手を組む
・起き上がれない場合は介助者が両手を軽く引っ張る
:呼吸を止めて踏ん張っていないかを確認する(血圧が上がるため)
・片下肢を挙上し両手で下肢を支え軽く頭を持ち上げる
膝の屈曲運動
ハムストリングの強化
・伏臥位にて行う
・その状態で片膝を屈曲する(10回程度)
大殿筋の強化
・伏臥位にて行う
・片膝を屈曲位にして大腿部前面が浮き上がるまで挙上する
背筋運動
・伏臥位にて行う
・下半身を持ち上げない腕立てから始める
座位での足趾の運動
・タオルギャザー(床に伸ばしたタオルを足趾で引き寄せる)
・足趾でグー、チョキ、パーを行う(チョキは母指を伸ばし他の趾は曲げる)
座位での股関節屈曲運動
・片膝を引き上げる(介助者は大腿四頭筋前部に手を置き少し抵抗を加える)
座位での膝関節伸展
・片膝を伸展する(介助者は足首を持ち少し抵抗を加える)
立位でアキレス腱を伸ばす
・足を前後に広げ後ろ脚を足裏を浮かさずに伸ばす
立位で踵上げ運動
・壁に手を置き両踵を上げる
立位で腿挙げ
・壁などを支えにして膝屈曲・股関節屈曲にて大腿四頭筋を挙げる
・バランスを崩すほど無理に持ち上げない
立位で横歩き
・軽く足を側方に出し横に歩く
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