身体のネットワーク
私たちの身体は電気を発生させて活動しています。脳、筋肉、心臓、神経など、各細胞が自家発電をしてネットワークを構築しています。身体の不調(痛みや不快感)がある場合には、このネットワークの伝達経路に歪みが生じています。
例えば、身体の一部分に過度な刺激などが加わると神経が興奮して脳に伝え、脳は痛みと認識して痛みの部分に情報を流します。その痛みの部分では筋肉が収縮して血流を阻害して発痛物質などが生成されます。
やがて痛みは自然に消失する場合もありますが、痛みを我慢したり痛みが継続すると筋肉が硬くなりコリとして残りる場合もあります。また、痛みを自然とかばうようになり歩行や姿勢にまで影響を及ぼし難治性の慢性痛に移行することもあります。
長時間の流れ作業・デスクワーク、長期の肉体的・精神的ストレスにさらされ、身体のネットワークに歪みが生じると、身体に痛みや不快感と認識され、疲れが取れないなど不定愁訴の症状などが出現する場合もあります。
最近では中一ギャップと云って小学校から中学校に進学するに当たり睡眠時間が1時間減少し、徐々に疲労の蓄積になり疲労感を訴える子供たちも増えているそうです。
この睡眠時間と云うのは大切で、深い睡眠に入ることにより筋肉の弛緩・脳疲労の回復等により、目覚めたときに身体のネットワークが再構築され爽快感が現れます。
ここで問題なのは目覚めた後でも疲労感などが残っている場合は要注意です。カラダがなんらかの異常を警告しています。一週間の日常生活を点検して改善することは大切です。
短時間でもいいので深い睡眠をとることが大事です。
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