療術的ナラティブ
機能的疾患による慢性的な痛み、一部の器質的疾患(変形性関節症など)による慢性的な痛みなどは、疲労およびストレスも考慮して多面的にとらえることが必要になります。痛みの箇所だけを見つめていると路頭に迷う可能性もあります。そこで、クライエントの物語(ナラティブ)を聞くことが大事になります。
療術的ナラティブ・セラピーは、痛みの解消を目的とすることでなく、施術者とクライエントが痛みをいかに軽減する共通の方向性を構築されるかが重要になります。
施術者の指令に基づく生活習慣の改善は、クライエントの生活習慣に対して「理想と現実」の乖離により、さらなるストレスへと移行する場合もあります。「わかっているけどできない」「仕事の関係で無理」などなど…。それらを解消するには、お互いの対話の中で問題点を共有する。これが「療術的ナラティブ」です。
でも、施術者側にコミュニュケーション能力および施術技術が欠如していれば「療術的ナラティブ」は成立することが出来ません。施術者は自己の守備範囲を客観的に判断できるかどうか?
セミナーやグループワークなどで研鑽を積みオカルト的(難病奇病を治す)な事を排除し、日常における健康意識を高めていくことが大事だと思います。
最低限の健康の入口から…♪ ≪快眠≫≪快食≫≪快便≫
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