ペットボトル症候群
もうすぐ暑い夏がやってきますね。
仕事を終えてお風呂に入る前に冷蔵庫のビールを冷凍庫に入れ、
風呂上りにキンキンに冷えたビールを一気に飲む事を最高の幸せ。
―清涼飲料水―
街角に溢れんばかりの清涼飲料水の自動販売機。
CMなどの戦略により体に良いとイメージ付けられたスポーツドリンク。
しかし、清涼飲料水の飲みすぎは禁物です。
多量の糖分が含まれていて、糖尿病と同様の症状を
引き起こす「ペットボトル症候群」につながる恐れがあります。
―ソフトドリンク(清涼飲料水)ケトーシス―
糖分を含む清涼飲料水を水代わりに飲む小学生などが増加。
1日に2~3リットルも飲む生活をしていた高校生が、
意識障害で病院に運ばれたケースもあり、「ペットボトル症候群」が、
大きな問題としてクローズアップされているのです。
正式には「ソフトドリンク(清涼飲料水)ケトーシス」
と呼ばれる同症候群のメカニズムはこうです。
―メカニズム―
清涼飲料水には平均約10%の糖質が含まれており、
1・5リットルのペットボトルだと100~150gになります。
これは細いグラニュー糖のスティック30本以上に相当し、
中には60本分もの飲み物もあるそうです。
こうした糖質は体内への吸収が早く、過度の摂取で高血糖状態になると、
尿として水分が排出され、のどが渇いてより多くの水分がほしくなります。
このとき水やお茶ではなく清涼飲料水を多量に飲むと、
さらに多尿になりのどが渇く…という悪循環をたどることになります。
その結果、全身の倦怠感や腹痛など糖尿病と同様の状態に陥る場合も
あると云われています。
―注意が必要―
健康志向で無糖や低カロリーの人口甘味料を使った製品が増え、
『危険因子』を持つ人は逆に増えています。
「のどが渇いたときは水やお茶で水分を補給してほしい」
「糖質の入った清涼飲料水を大量に摂取すると肥満や
生活習慣病につながる」と専門医からは注意を呼びかけています。
これから、暑い夏が来ます。ついつい冷たい飲み物を自販機へ…
糖分過剰摂取には気を付けてください。
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