正しい姿勢 ~ボディ・リーディング~
≪正しい姿勢≫
・正しい姿勢とは「身体に負担が少なく」「疲れにくく」「動きやすい」
・見た目にも身体にもよく、長時間同じ姿勢を維持することも可能
・壁を使って正しい姿勢をチェック
⇒後頭部、肩甲骨、殿部、踵が壁についた状態で、軽く顎を引きまっすぐに立つ
:左右の肩のラインが床と並行かどうか
:肩に力が入り過ぎていないかなどを見る
:腹筋を使ってお腹にも緊張感を持たせる
≪悪い姿勢を招く日常動作≫
・気がつけばいつも同じ姿勢を取っている
⇒日常動作のちょっとしたクセは毎日続けることで体をゆがめる
⇒姿勢を悪くする原因になる可能性がある
・座り姿勢
⇒足を組む方向が常に同じ、あぐらをかく足がいつも同じ
⇒足を投げ出して背もたれに持たれて座る
⇒パソコンやテレビの画面を見るときに頭から近寄ってみる
・立ち姿勢
⇒重いカバンを常に同じ肩にかけている
⇒長時間立っているときに、常に同じ足に体重がかかる
・休息姿勢
⇒寝転がって本を読む
⇒携帯電話やゲームなどの小さな画面を覗き込んで長時間使用している
≪異常姿勢と骨盤の関係≫
骨盤前傾…屈筋群…腸腰筋・大腿直筋などが萎縮
骨盤後傾…伸筋群…大殿筋・ハムストリングなどが萎縮
一般的に屈筋群はトレーニングをすれば増強するが萎縮もし易い
伸筋群はトレーニングをしなくとも萎縮が起こりにくい
高齢になると屈筋群が萎縮し、伸筋群は変化があまり見られない為、後傾する後傾が長期に続くと重心バランスを保つために胸椎の後弯は消失し、頸椎の前弯も消失する。
※骨盤前傾は、胸椎後弯増強・頸椎前弯増強
≪異常姿勢の大別≫
・平 背:胸椎の後弯消失・腰椎の前弯消失
⇒大殿筋・ハムストリングス・腰方形筋など
・円 背:胸椎の後弯が増強+腰椎の前弯が減少
⇒胸鎖乳突筋・小胸筋・体幹屈筋群・大殿筋・ハムストリングス・腰方形筋など
・凹円背:胸椎の後弯が増強+腰椎の前弯が増強
⇒胸鎖乳突筋・小胸筋・脊柱起立筋・腸腰筋など
・亀 背:上位胸椎に高度な後弯が限局して存在
⇒脊柱起立筋(下部)・大殿筋など
・全後弯:腰椎の前弯が消失し後弯が脊柱全体に及んだもの
⇒胸鎖乳突筋・小胸筋・体幹屈筋群・大殿筋など
≪筋肉弱化の原因≫
・活動不足、筋萎縮、痛み、神経障害(脊柱外傷など)
・加齢によるもの
※筋刺激が少ないと加齢とともに筋肉が徐々に痩せていきます。
ランニングよりは早歩きが良いですよ。
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